警視庁は4日、路上で「ぶつかった時にインプラントが欠けた」などと言いがかりをつけ、現金60万円を脅し取ったとして、会社員の男(55)=奈良市=を恐喝の疑いで逮捕したと発表した。容疑を認めているという。
「弁償しろ」と因縁
万世橋署によると、男は6月13日午後0時半から午後1時ごろ、東京都千代田区の路上で、面識のない50代の男性に、白い破片のようなものを見せながら「ぶつかった時にインプラントが壊れた。弁償しろ」などと因縁をつけ、近くのATMで現金を引き出させるなどして60万円を脅し取った疑いがある。実際にはぶつかっておらず、男はインプラントを1本も入れていないという。
防犯カメラ映像などの捜査で、被害男性に絡む前、男が自らの口の中に手を突っ込み、その後、被害男性のカバン付近を触っていたことが判明。カバンから出ていたペットボトルのふた付近には血がついており、男は「ここに血が付いているじゃないか」と男性に因縁をつけたという。
「2002年くらいから…」
男は警視庁に対し、同様の手口による恐喝を「2002年くらいから、秋葉原や大阪、愛知でやった」と説明し、「4千万円くらいもうけた」と話しているという。万世橋署にも同様の被害相談が複数件あるといい、万世橋署が調べている。



