「売春も犯罪もお金になれば同じ」22歳で闇バイトに走った伝説のかけ子の生い立ち 獄中で綴ったルフィグループの全容
「売春も犯罪もお金になれば同じ」22歳で闇バイトに走った伝説のかけ子の生い立ち

ルフィグループはなぜここまで凶悪化したのか。ノンフィクションライターの栗田シメイ氏が、彼らの素性を語る。

身内に足元をすくわれた側面

栗田氏によれば、渡邉ら幹部は女フィクサー・ミカに翻弄され、その犯罪者心理が強く出たという。小島は面会で「私たちは単に身内に売られた」と述べ、フィリピン当局や日本の捜査機関ではなく、ミカに見限られたことが逮捕の原因だと主張した。もしミカに見限られなければ、彼らは今もフィリピンで悠々自適に暮らしていた可能性がある。

しかし第三者から見れば、両者は騙し合いをしていた。渡邉らは賄賂で便宜を図り、ミカは金目的で偽装結婚までして犯罪に加担。互いに危ない橋を渡る脆い関係だった。

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収容所内から犯行をエスカレート

報道で見る冷酷な犯罪集団のイメージとは異なり、ルフィグループの幹部らは現地のコネクションに頼ることで犯罪を成立させていた。莫大な稼ぎでギャンブル、キャバクラでの豪遊、外車、ハイブランドの服やスニーカーを買い漁るなど、欲望むき出しの等身大の姿があった。

しかしミカとの関係が絶たれ、ビクータン収容所に拘束されると、彼らは破れかぶれになる。国外逃亡資金を確保するため、特殊詐欺から強盗に舵を切り、収容所内から犯行をエスカレート。暴行も厭わず金を盗むよう実行役を脅し、死者を出す惨事に発展し、互いに罪をなすりつけ合った。これが彼らの末路であり本質だと栗田氏は感じている。

特殊詐欺の被害総額は過去最悪に

ルフィグループの犯行は、日本の特殊詐欺被害を過去最悪に押し上げた。闇バイトに走った若者たちの生い立ちや、組織の実態が明らかになるにつれ、社会の闇が浮き彫りになっている。

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