熊本県立東稜高校(熊本市東区)で2021年、1年生だった元生徒が同級生らからいじめを受け、不登校となって転校した問題で、同高が設置した調査委員会は19日、無視や悪口など13件をいじめと認定する調査報告書を公表した。
いじめの内容と認定
報告書によると、元生徒は21年5月頃から、複数の同級生から無視されたり、悪口を言われたりした。調査委は、席替えで元生徒の近くの席になった同級生による「この席、最悪」との発言や、「生理的に無理」という発言などをいじめと認定。元生徒は適応障害などと診断されたほか、学校を欠席しており、いじめとの因果関係が認められると結論づけた。
学校側の対応と再発防止
学校側の対応に対しては、被害生徒に寄り添う姿勢が不足しており、いじめの認知も遅かったと指摘した。調査委の若曽根聡委員長から報告書を受け取った同高の藤本浩明校長は、「被害に遭った元生徒には、悔しい思いを抱き続ける日々を送らせてしまい申し訳ない。再発防止のため学校の指導体制を見直したい」と話した。