大阪地検の検事正だった北川健太郎被告(67)が、部下の女性検事(8月に退職)への準強制性交罪に問われた事件で、大阪地裁は14日、第2回公判を10月27日に開くことを決めた。約2年ぶりに審理が再開する。
無罪主張の理由、冒頭陳述で詳述へ
関係者によると、北川被告は無罪を主張する方針で、弁護側が冒頭陳述で詳しい理由を述べる。北川被告は2024年10月の初公判で起訴内容を認めたが、2カ月後に弁護人が「同意があったと思っていた」などとして無罪主張に転じることを表明。非公開で争点を整理する手続きが約2年間続いていた。
争点は「抗拒不能」、来年3月に判決か
今後の公判では、飲酒の影響や上司・部下の関係によって、抵抗することが著しく困難な「抗拒不能」だったかどうかが主な争点となる見通し。関係者によると、11月に女性への尋問があり、被告人質問などを経て、来年3月に判決が言い渡される見通しだという。
女性はPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されている。希望する復職の環境が整わなかったとして、8月末に退職。北川被告が無罪主張に転じて以降、準強制性交致傷罪に起訴内容を変更するよう地検や地裁に求めてきたが、実現しなかった。