フランス各地で17日に発生した暴動を受け、パリなどで19日、夜間外出禁止令が発令された。パリのルーブル美術館は学生らによって封鎖され、開館できない状態となっている。AFP通信などが伝えた。
パリで夜間外出禁止令、2地区が対象に
AFP通信などによると、パリでは警察との衝突が起きた中心部のレピュブリック広場など2カ所が19日午後11時から翌朝6時まで外出禁止の対象となり、午後8時以降の集会やデモも禁じられた。
全国で少なくとも3千の店舗が被害
フランスでは17日、生活費の高騰や教育環境の改善などを求める大規模デモが発生。商店での略奪や破壊行為が相次ぎ、全国で少なくとも3千の店舗が被害を受けた。ルコルニュ首相が複数の自治体に夜間外出禁止令の発出を要請し、パリ、中部リヨン、南部ニースなどで19日、都市の一部の地区を対象に実施された。
ルーブル美術館が封鎖、欧州各地でも抗議活動
パリのルーブル美術館では19日、高校生らのデモを支持する芸術系の学生らが入り口を封鎖したため、開館できなくなった。
また、AP通信などによると、イタリアやスペインなど欧州各地でも抗議活動が相次いでいる。
イタリアでは17日、生活費高騰などに抗議して北部のミラノやトリノ、ボローニャなどでデモが行われた。ミラノのデモでは、覆面をした一部の参加者が警察と衝突。商店での略奪も起きた。
スペインのマドリードでは、小中学校の教員たちが労働条件の改善を求めて、今月中旬からストライキを続けている。