福岡県警は23日、JR貨物(東京)の発注工事を巡り、受注業者から現金を受け取ったとして、同社九州支社社員の容疑者(62)(福岡市東区)をJR会社法違反(収賄)容疑で、受注業者の社長ら2人を同法違反(贈賄)容疑で逮捕した。
贈賄側は、警備会社(福岡市)の社長(66)(福岡県飯塚市)と、同社取締役(66)(福岡市東区)の両容疑者。
工事受注の便宜の見返りに現金か
発表によると、JR貨物社員の容疑者は、同社が発注する電気関係工事などに関し、元請け業者の選定に従事。工事を受注できるよう便宜を図った見返りに、2024年5月頃から25年9月頃まで、福岡市内で3回にわたり、警備会社社長らから計90万円を受け取るなどした疑い。
県警は3人の認否を明らかにしていない。警備会社は取材に対し、「事実確認ができていないため、回答を差し控える」としている。
JR貨物の事業概要と国の支援
JR貨物は1987年に国鉄が分割民営化されたことに伴い、貨物部門を引き継いで発足。株主は国土交通省所管の独立行政法人のみで、国は経営自立化に向けて2024~26年度に計193億円を無利子で貸し付けている。



