「警察から定期預金移せ」不審に思ったJA職員2人に感謝状
「警察から定期預金移せ」不審に思ったJA職員に感謝状

鳥取県警浜村署は、JA鳥取いなば気高支店(鳥取市)金融課の湯谷沙英さん(28)と同課課長の山尾英之さん(44)に、特殊詐欺の被害を防止したとして感謝状を贈った。

窓口で不審な相談を受ける

同署によると、同支店の窓口で8月24日、80歳代の女性に応対。「警察から、定期預金を普通口座に移すように言われたのでお金を移動させたい」と女性が話したことを不審に思い、湯谷さんは上司の山尾さんに相談した。女性は「東京の警察から電話がかかってきた」などと話したため、2人は詐欺であることを疑い、女性を説得しながら110番した。

署長が感謝状を手渡す

同署で15日、田口勝美署長が2人に感謝状を手渡し、湯谷さんは「被害を防げてよかった。この経験を生かして、大きな出金がある時は声を掛けたい」と話していた。

管内の特殊詐欺被害は増加傾向

同署管内で今年の特殊詐欺被害は8月末までで11件あり、昨年1年間の件数(10件)をすでに超えている。一方で、同署管内の金融機関が特殊詐欺の被害を防止した事例は今回が今年で3例目だという。