宮城県内で、地元の不動産業者に紹介されたニセの病院関係者から抗菌剤の代理購入を依頼され、数百万円の現金をだまし取られる詐欺被害が相次いでいることがわかった。同様の被害は全国でも相次いでおり、県警が注意を呼びかけている。
建設会社役員が約200万円を振り込む
関係者によると、県内の建設会社役員は7月、取引先の不動産業者から「病院からリフォーム業者を紹介してほしいと言われている」と連絡を受け、地元の病院長をかたる人物からリフォーム工事の依頼を受けた。だが、「抗菌剤を扱う業者と関係が悪くなり、代わりに抗菌剤を購入してほしい」とも言われたため、紹介された抗菌剤の業者をかたる人物と連絡を取り合い、購入代金名目で指定口座に約200万円を振り込んだという。
その後、振込先口座が個人名義だったことを不審に思い、実在する病院に連絡をとったところ、被害に気付いた。
県内で7〜9月に3件確認、県警が相談呼びかけ
県内ではこうした詐欺が7〜9月に計3件確認され、それぞれ数百万円の被害が出ている。県警には同様の相談が複数寄せられているといい、担当者は「取引先からの連絡であっても詐欺の可能性がある。同様の連絡があれば県警に相談してほしい」と呼びかけている。