群馬県の宣伝部長「ぐんまちゃん」の関連商品の売上高が2025年に660億円(前年比36億円増)となり、現在の方法で統計を取り始めた2019年以降で過去最高となった。県はぐんまちゃんの宣伝や活動の場をさらに広げ、2027年までに売上高目標830億円の達成を目指す。
売上高の内訳と認知度の向上
ぐんまちゃんのイラストは、県の許諾を受ければ原則無料で商品に使用できる。2025年の売上高の内訳は、イラストを使った農産物や菓子などの食品が644億円で97%を占め、非食品が16億円だった。加工食品の売上高が伸び、グッズなどへのイラスト利用者も前年より増加したとみられる。
日本リサーチセンター(東京)の調査によると、2026年のぐんまちゃんの認知度は49%と前年より2ポイント増加し、過去最高タイとなった。世代別では、20~40歳代の女性やファミリー層の認知度が特に高く、好感度は9%で昨年から横ばいだった。県は認知度についても、2027年度までに70%に引き上げる目標を掲げている。
予算とPR効果
県は2025年度、ぐんまちゃんの関連事業に約4億8000万円の予算を計上。SNSでの情報発信や企業との連携、イベントの開催などにより、新聞やテレビなどの広告費に換算して約66億3000万円のPR効果があったとしている。2026年度も同規模の予算を組んでおり、県はぐんまちゃんの露出をさらに増やしていく方針だ。
山本知事は2026年9月17日の定例記者会見で、「売り上げを増やすためには認知度だけでなく、好感度も高めていかなければいけない」と強調。県が目標とする熊本県のPRキャラクター「くまモン」の認知度が94%、好感度が40%だったことに触れ、「目指すべき本当に大きな存在。しっかり追いかけていきたい」と述べた。