3日に75歳で亡くなった元清水商高サッカー部監督の大滝雅良さんの通夜が9日、静岡市清水区のメモリアル清水いはら大ホールで営まれた。日本代表次期監督の大岩剛さん(54)や名波浩さん(53)ら同校OBが恩師との別れを惜しんだ。
教え子への真っすぐな思い
大岩さんは「教え子に対する真っすぐさや熱量を持った方だった」と思い出を語った。大滝さんは拓殖大学卒業後、母校の清水商サッカー部の監督に就任。元日本代表の風間八宏さんや名波さん、小野伸二さん、大岩さんらサッカー界のレジェンドを育てた。
OBが語る恩師の姿
元日本代表でJ2ジュビロ磐田GKコーチの川口能活さん(51)は「大滝さんのサッカーに対する愛を常々感じていた。日々の練習の積み重ねが、清商の強さやOBの躍進につながった」と語る。毎日のようにグラウンドに立っていた大滝さんは、気の緩んだ選手を全力で叱り、試合で勝っている時でも厳しい言葉で選手を鼓舞した。それでも、負けた時でも、選手の労をねぎらう優しさがあったという。
後進育成と天国への願い
大滝さんは退職後も、「スポーツアカデミー清水」(静岡市清水区)の代表理事として後進を育成した。
名波さんは「(大滝さんが)息子のようにかわいがってきたOBたちが(選手や指導者として)羽ばたいていく姿を天国から見守ってほしい」と語った。