元CIAリクルーターが語るスパイ勧誘の動機「幸せな人には勧誘しない」
元CIAリクルーターが語るスパイ勧誘の動機「幸せな人には勧誘しない」

米中央情報局(CIA)の元職員ジェームズ・ローラー氏は、約25年にわたって、米国の情報機関のためにスパイ活動などを行う現地協力者のリクルートなどに従事しました。ローラー氏は、情報機関の実力は「情報収集」「分析」「工作」「捜査」の四つの能力によって決まると指摘します。

スパイ勧誘に必要な資質とは

スパイを勧誘するCIAのリクルーターには、「好奇心」など様々な資質が必要だとローラー氏は語ります。好奇心は、秘められた才能や隠れた弱点を見つけることを意味し、人が何をしているのか、その動機は何なのかについて自然と興味を持つことだと説明します。

人はたいてい、自分の話をよく聞いてくれる相手を好むといい、多くの人が孤独だったり、真剣に聞いてくれる人がいなかったりするためだと述べています。

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「幸せな人には、スパイになるよう勧誘しない」

ローラー氏は「強い共感」も必要な資質だとし、共感とは誰かの頭の中に入り込み、その人の痛みやストレス、不幸を感じ取る能力を意味すると説明します。その上で「幸せな人を(スパイになるよう)勧誘することはありません」と明言。「幸せな人はスパイ行為をする必要がないからです」と理由を語りました。

上司への不満や、妻や夫が自分を愛していないことへの憤りなど、ストレスを抱えている人や不幸な人は、何かを必要としていると指摘しています。

組織内の不満の割合

CIAは不幸な人ばかりになりませんかという問いに対し、ローラー氏は「私は幸せな人間でした」と述べ、「どんな組織にも不満を持つ人がいます。100人いれば、大丈夫だと感じる人は75~80人くらいで、とても幸せな人は10人、不満を持つ人は5人か6人かもしれません」と語りました。

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