米空軍使用の英基地近くでテロ準備容疑、男5人逮捕 重大事件に
英基地近くでテロ準備容疑、男5人逮捕

英国の対テロ警察は27日、米空軍が使用する基地の近くで「テロ行為の準備」の疑いで男5人を逮捕し、「重大」事件として捜査を開始したと発表した。

不審な車両3台を緊急通報で拘束

ロンドン警視庁の発表によると、27日早朝に「空軍基地に向かっているとみられる不審な車両3台」に関する緊急通報を受け、武装警官が男らを拘束した。

ドナルド・トランプ米大統領は記者団に対し、男らは英イングランド南西部グロスターシャーにある英王立空軍(RAF)フェアフォード基地で「甚大な被害を与えようとしていた」と述べた。トランプ氏は「われわれは以前から彼らを監視しており、拘束に至った」と述べ、米英両国が連携して対応に当たっていたと付け加えた。

住民が通報、避難勧告と爆弾処理班の出動

地元住民によると、テロの脅威により基地が封鎖されていることは地域で知られており、3台のバンが道路を塞ぎ、フードや目出し帽をかぶった大人数の男たちを目撃したため、警察に通報したという。

近隣のウェルフォード村では約85世帯に避難勧告が出され、英陸軍の爆弾処理班が出動して道路上に止まった白い大型バン3台の検査を行った。

事件は「封じ込められた」、規制線を設置

ロンドン警視庁は「対テロ警察がRAFフェアフォード基地近くで発生した事件の捜査を主導している」と説明。空撮映像では、爆弾処理ロボットがバンの周辺を調査し、うち2台の後部ドアが開いている様子が捉えられた。

当局は事件が「封じ込められた」とし、半径400メートルの規制線を設置した。現場では武装警官が基地の出入口を警備していた。

過去の米軍行動と政府の対応

今年3月、当時のキア・スターマー英首相は、フェアフォードを含む英国の基地2か所からイランのミサイル拠点に対する米軍の「防御的」な攻撃行動を許可していた。

政府報道官によると、アンディ・バーナム現首相は事件の進展について逐次報告を受けているという。また、ウェス・ストリーティング国防相は、米国のピート・ヘグセス国防長官と連絡を取り合ったとし、「米国側と緊密に連携している」と明かした。イランの関与の有無を問われると、「推測で語るのは無責任だ」と述べた。