殺人事件の公判中に法廷へ乱入したとして、建造物侵入と威力業務妨害の罪に問われた住所不定、配達業の村山哲志被告(48)の初公判が11日、旭川地裁(大川恭平裁判官)で開かれ、村山被告は起訴事実を認めた。検察側は拘禁刑2年を求刑し、弁護側は寛大な判決を求めて即日結審した。判決は29日に言い渡される。
法廷での乱入の経緯
起訴状によると、村山被告は6月22日午後3時10分頃、判決の言い渡しをしていた同地裁の法廷内に傍聴人入り口から侵入。「死刑やろうが」と大声を上げるなどし、約45分にわたり判決宣告を中断させたとされる。法廷では、留萌市の女子高校生(当時17歳)への殺人罪などに問われた内田梨瑚(りこ)受刑者(23)を求刑通り懲役27年とする判決が言い渡されていた。
検察の指摘と被告の主張
検察側は、村山被告が内田受刑者を襲撃しようと事前にハンマーやスプレーを用意し、同地裁に下見にも訪れていたことなどを明かし、「計画的で(内田受刑者の)求刑に一方的な不満を募らせた悪質な犯行」と指摘した。一方、村山被告は被告人質問で「(内田受刑者を襲撃すれば)被害者家族の無念が晴れるだろうと思った」と話し、弁護側は「殺人事件に対する自然な憤りを考慮するべきだ」などと主張した。



