分譲マンションの管理を「プロである管理会社に任せておけば安心」と考えるのは、もはや過去の常識かもしれない。住民の大切な修繕積立金を食い物にする、マンション管理業界の深い闇が浮き彫りになっている。
入札順位を操作、数千万円規模の修繕工事で疑惑
大阪のマンションで計画された数千万円規模の大規模修繕工事では、自社と懇意な修繕工事業者を受注させるため、意図的に入札順位を操作した疑惑が発覚した。業界内では、あらかじめ決められた落札予定業者「チャンピオン」を勝たせるための談合が横行しているとされる。
財閥系管理会社の極秘資料、リベート要求の構造
管理会社が住民を欺き、不当な利益誘導を行う背景にあるのは業者からの巨額なリベートだ。産経新聞は財閥系管理会社の極秘資料を入手。修繕工事にとどまらず、日常の清掃や備品購入に至るまで、あらゆる業者にリベートを要求しピンハネを繰り返す構造が判明した。ある関係者は「売り上げの6割がリベート」とまで言い切る。
住民の自衛策は
マンションの「共同経営者」たる住民は、自衛のため何ができるのだろうか。ゆがんだ修繕ビジネスの実態は、ルポルタージュ連載「住宅クライシスー管理会社編」で詳報している。



