鳥取県米子市出身の北朝鮮拉致被害者・松本京子さん(1977年失踪、当時29歳)の兄・孟さん(79)が22日、鳥取市の福部町コミュニティセンターで講演し、切実な思いを訴えた。
地元住民約60人が参加
講演は地元住民でつくる福部地区人権啓発推進協議会が主催し、約60人が参加。県も協力し、孟さんが職員の質問に答える形で進行した。
「今の時代にそんなことがあるのか」
失踪当時の状況を問われ「拉致がどのような意味かはっきりわからなかったが、妹がいなくなって『今の時代にそんなことがあるのか』と信じられなかった」と振り返った。
京子さんが帰国したら何をしてあげたいか、との質問には「私が生きているうちに元気に帰って来たら、それでいい」とつらそうな表情で語った。
参加者の声
参加した近くの民生委員の男性(72)は「拉致被害者家族である孟さんの生の声を聴き、問題を身近に感じた。無関心であってはならず、今日の話を周囲に伝えたい」と話した。



