愛知・名古屋アジア競技大会は4日夜、閉幕する。45の国と地域が参加し、五輪を上回る43競技が行われた。白熱したメダル争いの裏で、運営をめぐるトラブルが相次いだ。コスト削減に取り組み「持続可能な運営」をめざした今大会は、地方で大規模な国際大会を開催する難しさを残す結果となった。次の舞台はアジアパラ大会に移る。
eスポーツで最年少金メダル、マイナースポーツも注目
eスポーツでは、小学5年の栗原悠輝選手(11)が大会最年少で金メダルを獲得し話題に。カバディやセパタクロー、追加競技のパデルやテックボールなどアジア大会ならではのマイナースポーツも注目され、間近で見られるチャンスとあって会場は盛り上がった。
「ヒューマンエラー」「確認不足」相次ぐ
一方で、運営を巡るトラブルも絶えなかった。「ヒューマンエラー」「確認不足」――。期間中、名古屋市内で開かれた大会組織委員会の会見は、トラブルに関する質疑が途切れることがなかった。
競技会場は既存施設を活用するなど、大会では「持続可能な運営」を掲げた。膨れあがる開催経費を危惧して組織委会長の大村秀章・愛知県知事は選手村の建設を見送った。その代わりに活用したのが、コンテナ型宿泊施設と大型クルーズ船だ。
先進性の象徴のはずが…
コンテナ型宿泊施設は大会後も再利用ができる。クルーズ船とともに今大会の先進性をアピールする象徴になるはずだった。だが、選手らの入居が始まる段階で、さまざまなトラブルが表面化した。
再び公開されたコンテナ型宿泊施設には、パンダの絵とともに「GO CHINA!」などと描かれていた。大会組織委員会は、SNSや報道での批判に対し反論する場面もあった。