赤坂サウナ店で別室でも閉じ込めトラブル発生、警視庁が調査強化
東京・港区赤坂の個室サウナ店「サウナタイガー」で昨年12月に30代の夫妻が死亡した事故に関連し、別のサウナ室でもドアノブが外れて客が一時閉じ込められるトラブルが発生していたことが捜査関係者への取材で明らかになりました。警視庁は、店側が事故を予見できたかどうかを中心に詳細な調査を進めています。
死亡事故前にも同様のドアノブ不具合
捜査関係者によると、昨年中に別のサウナ室でドアノブが外れ、客が一時的に閉じ込められる事案が発生していました。室外にいた他の客が気づき、外側からドアを開けることで解放され、けが人はいなかったとされています。このトラブルは、夫妻が死亡した事故の数か月前に起きていた可能性が高いと見られています。
夫妻死亡事故の詳細と安全対策の欠如
死亡事故は昨年12月15日正午ごろに発生しました。夫妻が利用していたサウナ室では、木製のドアノブが何らかの原因で外れ、内側から開けることが不可能な状態でした。さらに、室内に設置されていた非常用ボタンの電源が切られており、緊急時の連絡手段が完全に失われていました。
警視庁の調査では、以下の点が焦点となっています:
- 店側が以前の閉じ込めトラブルを認識していたか
- ドアノブの定期的な点検や修理が実施されていたか
- 非常用ボタンの電源切断の経緯と責任の所在
店側の対応と今後の捜査の行方
同店の関係者は警視庁の聴取に対し、「修理業者から押し戸を…」と説明したと伝えられていますが、詳細な内容は明らかになっていません。警視庁は、死亡事故と前例のトラブルとの関連性を慎重に分析し、業務上過失致死の疑いも視野に入れて捜査を続けています。
この事件は、個室サウナ業界全体の安全基準の見直しを促す契機となる可能性が高く、消費者からの関心も集めています。今後の捜査の進展によっては、同様の施設に対する行政指導や規制強化につながる見込みです。



