「予算カット」発言が問題になっている簗和生農林水産相は13日、衆院予算委員会で初めて答弁に立った。簗氏は国土交通省への減額要求を改めて否定したものの、別の疑惑の追及も受けるなど防戦一方となった。
「私の不徳を恥じ、心からおわび」
自身の「予算カット」発言が報じられて初めて予算委員会の答弁に立った簗氏は「私の不徳を恥じ、多くの皆様に心からおわび申しあげる」と述べ、2秒ほど深々と頭を下げた。
問題の発端は5月下旬に非公開で開かれた自民党大田原支部の会合で起きた。簗氏は2月の衆院選で自身を支持しなかった自治体を挙げ、「那須烏山市と那珂川町の令和8年度の道路予算は、大幅にカットをした」などと発言していた。
自民からも厳しい追及
質問に立った自民党の田村憲久氏は厳しい口調で「重要だと思えば、政治家はしっかりと予算を付けるために努力する。しかし、『選挙で応援しなかったから予算を削減する』と政治家が言うことは信じられない」と問いただした。
これに対し、簗氏は「予算の減額を求めた事実は一切ない。私が影響を及ぼしたかのような発言を撤回して、関係者におわびを申しあげたい」と語った。
自民党関係者によると、田村氏の発言は党内でも「予算カット」発言への厳しい見方が広がっていることを示している。