長崎県警察本部は、同県平戸市内に住む60歳代の女性が、巧妙なニセ電話詐欺の被害に遭い、約1990万円をだまし取られた事件を発表しました。この詐欺は、偽造された自動車免許を口実にしたもので、被害者は犯人の指示に従って多額の金銭を失う結果となりました。
詐欺の手口と被害の詳細
発表によると、女性は2026年1月21日頃、電話で「NTT職員」を名乗る男から連絡を受けました。その後、同じ男が「大阪府警捜査2課の大迫進」と名乗り、女性に対して「あなたの偽造自動車免許が不正に使用され、通話料や携帯機種代が未納になっている」と告げたのです。
さらに、犯人は「これは極秘捜査なので、家族や警察、銀行に絶対に言わないでください。もし情報を漏らしたら、逮捕します」と脅しをかけました。このような威圧的な言葉に女性は動揺し、犯人の指示に従うことを余儀なくされました。
金銭の振り込みと被害額
女性は1月26日、犯人の指示に従って、暗号資産の口座に約1990万円を振り込みました。この行為により、女性は多額の金銭をだまし取られる結果となり、現在、長崎県警平戸署が詳細な捜査を進めています。
この事件は、高齢者を狙った詐欺が依然として深刻な問題であることを浮き彫りにしています。犯人は、警察官や公的機関を装うことで被害者の信頼を巧みに利用し、金銭を搾取する手口を用いました。
警察からの注意喚起
長崎県警察本部は、このようなニセ電話詐欺に対して、以下の点を特に注意するよう呼びかけています。
- 不審な電話がかかってきた場合、すぐに家族や警察に相談すること。
- 公的機関を名乗る人物から金銭の要求があったら、必ず直接確認を取ること。
- 極秘捜査を理由に情報を隠すよう要求するのは、詐欺の典型的な手口であることを認識すること。
また、暗号資産の口座への振り込みを促すケースが増えているため、金融取引には十分な注意が必要です。警察は、被害を防ぐために地域住民への啓発活動を強化していく方針を示しています。
この事件は、詐欺対策の重要性を改めて認識させるものであり、今後も同様の被害が発生しないよう、警戒が求められています。



