水代わりに飲むと危険な飲み物とは
血管の専門医である池谷敏郎氏は、連載『血管の専門医が30年間欠かさない すごい習慣』の中で、水代わりのつもりで飲むと血糖値を強烈に上昇させ、最悪の場合意識障害で倒れる危険な飲み物を警告している。その飲み物とは、清涼飲料水、特に糖分を多く含むスポーツドリンクや果汁入り飲料である。
血糖値急上昇のメカニズム
池谷氏によると、これらの飲み物に含まれる大量の糖分が急激に血糖値を上昇させ、インスリンの分泌を追い越して高血糖状態を引き起こす。特に糖尿病予備軍やインスリン抵抗性のある人は危険で、意識障害や昏睡に至る可能性があるという。池谷氏は「水代わりに清涼飲料水を飲む習慣は、血糖値を乱高下させ、血管にも悪影響を及ぼす」と指摘する。
30年間欠かさない習慣
池谷氏自身は30年以上、水分補給には水や麦茶、無糖のハーブティーを選び、血糖値を安定させる習慣を続けている。同氏は「のどが渇いたら、まず水を飲むこと。糖分入り飲料はあくまで嗜好品として、量を控えるべきだ」とアドバイスする。
具体的な危険性と対策
実際に、健康診断で血糖値が高めと指摘された人が、スポーツドリンクを水代わりに飲み続けた結果、糖尿病を発症したケースもある。池谷氏は「清涼飲料水500mlあたりに含まれる糖分は20~30グラム以上で、これは角砂糖5~6個分に相当する。毎日飲めば、確実に血糖値を上げる」と警告する。対策として、水分補給は水やお茶を基本とし、どうしても清涼飲料水を飲む場合は、食事と一緒に少量にすることを勧めている。



