米国疾病対策センター(CDC)は20日、猫から飼い主への鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)感染が初めて疑われる事例を調査していると発表した。米メディアによると、飼い猫が感染し、その飼い主も軽い症状を示したという。CDCは「猫から人への感染が確認されれば初めてのケースになる」と述べている。
調査の経緯と症状
CDCの発表によると、この事例は米中西部の家庭で発生。飼い猫が鳥インフルエンザに感染していることが確認され、その後、飼い主の一人が軽い呼吸器症状を発症した。飼い主は検査で陽性反応を示し、現在は自宅で療養中だという。CDCは「現時点では人から人への感染リスクは低い」としているが、詳細な疫学調査を進めている。
鳥インフルエンザの広がり
H5N1型鳥インフルエンザは、これまで主に鳥類で流行し、まれに哺乳類にも感染することが知られている。米国では2024年以降、牛や猫などでの感染例が報告されており、特に牛での感染拡大が懸念されている。CDCは「ペットの猫が感染した場合、飼い主は感染予防策を徹底する必要がある」と注意を呼びかけている。
今回の事例は、猫から人への感染が疑われる初めてのケースであり、専門家は「ウイルスの宿主域が拡大している可能性がある」と指摘する。CDCは引き続き監視を強化し、新たな感染経路の特定を急ぐ方針だ。



