日焼け止めの「塗りすぎ」「塗り不足」、両方に潜むリスクとは
日焼け止めの「塗りすぎ」「塗り不足」のリスク

日焼け止めを塗っているから安心、とにかく紫外線を浴びないのが正解と思いがちだが、実は対策の不足とやりすぎの両方にリスクが潜んでいる。今回のテーマは「紫外線対策で見落としがちなNG習慣と、やりすぎのリスク」である。

「塗ったつもり」になっていませんか

日焼け止めは、SPF/PA表示の数値通りの効果を得るために十分な量を塗ることが前提。松澤先生は「多くの人が思っているより少ない量しか塗れていない」と指摘する。塗る量が少なかったり、汗や皮脂で落ちたまま放置したりするのはよくあるNGパターンだ。特に屋外では2~3時間ごとの塗り直しが基本。首の後ろ、耳、手の甲、足の甲はシミができやすい部位のため、意識して塗ることが大切である。

また、松澤先生によると「曇りの日や冬、室内だから紫外線対策は不要」という認識も誤解だという。季節や天候にかかわらず紫外線対策を続けることが重要とされている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

「徹底回避」がビタミンD不足を招くことも

一方で、紫外線を極端に避けすぎることにも注意が必要だ。ある調査では、紫外線対策を徹底している人ではビタミンD不足がみられやすかったという報告がある。また、日本人女性の約9割がビタミンD不足というデータもあるとされる。

松澤先生は「紫外線対策はゼロにするのではなく、上手にコントロールする視点が大切」と話す。骨密度や免疫機能への影響を防ぐためには、夏であれば1日15~30分程度、顔や首はしっかり守りつつ、腕や手の甲だけ短時間日に当たる工夫も一つの方法だ。

監修ドクター:松澤 宗範(まつざわ むねのり)。2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業。2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医。2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局。2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科。2017年4月 横浜市立市民病院形成外科。2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科。2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職。2019年2月 銀座美容外科クリニック 新宿院院長。2020年5月 青山メディカルクリニック 院長。2024年7月 肌管理クリニック。2025年12月 アウラニクリニック統括院長。

この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ