教育デザインラボ代表理事で教育専門家の石田勝紀氏は、「親バカはどんどんやっていい」と述べ、過保護ではなく、子どもを信じて見守りながら「うちの子は最高だ」と心の中で思うことの重要性を強調する。石田氏は38年間教育現場に携わり、年間3000件以上の個別相談を実施。その経験から、子どもが伸びる家庭の共通点は親が「親バカ」であることだと指摘する。
比較の嵐が吹き荒れる世界での子育て
石田氏は、成績や他の子との比較に悩む親が多い現代社会において、子どもが健やかに生きるためには、親が「根拠のない自信」を与えることが鍵だと語る。実際に、ダメ出しをされて伸びた子には今まで一人も出会ったことがないという。逆に、「うちの子にはうちの子の良さがある」と信じる親のもとでは、子どもは伸び伸びと自分らしさを発揮し、挑戦する勇気や失敗から立ち直る力を育むことができる。
「親バカですが」の「が」を外す
石田氏は、「親バカですが……」という言い回しから「が」を外し、堂々と「親バカです!」と胸を張ることを勧める。他者の目を気にする必要はなく、そのような他者は子どもの人生に影響を与えず、1週間もすれば忘れてしまうからだ。愛情を惜しみなく表現することが、子どもの人生を支える最大の贈り物になるという。
子どもの記憶に残る親の言葉
子どもは親の言葉をよく覚えており、何年、何十年経っても「親が自分のことを誇りに思ってくれていた」という記憶が人生の支えになる。外の世界が厳しくても、「親はいつでも味方だ」と感じられる子どもは強く、その確信が心強い「お守り」になる。
石田氏は、親が子どもを信じ、見守り、失敗したときには「痛かったね」と寄り添いながらも、自分の足で立ち上がるのを待つ絶妙なバランスが、子どもにとって最も安心できる環境を生み出すと結論づけている。



