「寝不足」「寝すぎ」で臓器老化が加速、最適睡眠時間は6.4~7.8時間
「寝不足」「寝すぎ」で臓器老化が加速、最適睡眠時間は6.4~7.8時間

睡眠時間と臓器老化の「U字型」関係

最新の研究により、睡眠時間と全身の臓器老化の間には「U字型」の関係があることが明らかになった。睡眠時間が短すぎても長すぎても、臓器の老化が加速されるという。

立川パークスクリニック院長の久住英二氏によると、分析の結果、臓器の老化を最も抑え、体を若々しく保つ最適な睡眠時間は「6.4~7.8時間」であることが判明した。臓器の種類や性別によって若干のばらつきはあるものの、この時間帯が人間の体にとって最も効率的な回復時間であるとされる。

「短すぎる睡眠」のリスク

6時間未満の睡眠を続けると、全死因死亡率(あらゆる原因による死亡リスク)が明確に上昇する。また、うつ病や不安障害などの精神疾患、不眠症、肥満、2型糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧、狭心症・心筋梗塞、不整脈の発症リスクが大幅に高まることが確認された。さらに、喘息や胃炎・逆流性食道炎などの疾患との強い関連性も示されている。

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短い睡眠は体に過剰なストレスを与え、脳や心臓、肺、肝臓、腎臓、免疫システムなど全身の臓器機能を狂わせ、直接的なダメージを与えることで老化と病気を加速させると推測されている。ビジネスパーソンが仕事のために睡眠を削ることは、「自分の命と臓器を削っている」のと同じ行為であると久住氏は指摘する。

「長すぎる睡眠」も要注意

一方、8時間を超える睡眠も、短すぎる睡眠と同様に全死因死亡率を高め、多くの病気のリスクと関連している。ただし、長時間睡眠のリスクは短時間睡眠とは性質が異なり、うつ病などの精神疾患と特に関連が深い。

これは、長時間睡眠そのものが直接病気を引き起こすというよりも、体がダメージから回復しようとする「代償反応」として、長時間の睡眠を要求している可能性が高い。つまり、休日に10時間以上寝ないと体が動かない状態は、体がすでに大きなダメージを抱えているSOSサインかもしれない。

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