看護師の職場ストレスは、人間関係だけが原因ではないことが「看護師白書2026」の調査で明らかになった。マイナビ看護師の会員373人を対象にした調査では、職場の人間関係を「よい」と評価した看護師は56.3%に上る一方、仕事そのものに満足している人は37.0%、職場の総合満足度も39.9%にとどまった。
仕事満足度を左右する3つの要素
職場の総合満足度と最も強く相関していたのは「仕事そのものへの満足」で、相関係数は0.65。さらに、仕事への満足は「達成感」(0.65)、「周囲からの承認」(0.56)、「成長実感」(0.55)と強い関係が示された。これらの要素が欠けると、人間関係が良好でもストレスを感じやすい。
成長実感があると回答した看護師は29.5%にとどまり、多くの看護師が忙しさの中で学ぶ時間が取れず、キャリアを描きにくい状況にある。
在籍期間が長いほど不満が増加
職場に「満足していない」と答えた割合は、在籍3年未満で24.2%、3~10年未満で29.9%、10年以上では36.1%と経験を重ねるほど高まった。責任や業務量、後輩指導の負担が増えることが背景にある。
ストレス対処のポイント
ストレスの原因を人間関係、業務量、給与、評価、将来不安などに整理し、現在の職場で改善できることと転職を検討すべきことを切り分けることが重要だ。感情だけで判断せず、自分が優先する条件を明確にすることで納得感のある選択ができる。



