奈良県と奈良市は21日、O157などの腸管出血性大腸菌感染症の患者が急増しているとして注意喚起した。16日時点の今年の累計報告数は47人で過去5年間で最多、うち奈良市分は29人で過去最多という。全員回復したが、奈良市では合併症の溶血性尿毒症症候群(HUS)患者1人を確認。県、市とも感染対策の徹底を強く呼びかけている。
患者数が1週間で18人に急増
奈良市保健所によると、3~9日の週は1人だったが、10~16日の週に18人に急増。原因を調べている。この19人は全員O157だが、他の週ではO26など別の菌が検出されている。
感染すると3~5日の潜伏期を経て、激しい腹痛や下痢、軽度の発熱などの症状が出る。
県と市が呼びかける感染対策
県と市は、肉類を中心部までしっかり加熱する▽抵抗力が弱い乳幼児や高齢者には加熱不十分な食肉を与えない▽人からの二次感染を防ぐため調理前、食事前、トイレ後はせっけんと流水で十分に手を洗う▽調理後の食品はなるべく早く食べきる-などの対策と、症状がある場合は医療機関での受診を勧めている。



