「海の日」の2026年7月20日、高知県四万十市の平野海岸で、環境省のレッドデータブックで「絶滅危惧IB類」に指定されるアカウミガメが上陸し、産卵した。撮影されたのは午前9時前後で、通常、母ガメは夜間に上陸して産卵し、夜間のうちに海に帰るため、日が昇ってから浜に居残るケースは極めて珍しい。同海岸でのウミガメの上陸産卵は今季初めてとなる。
サーフィン親子が発見、産卵の一部始終を目撃
母ガメを見つけたのは、サーフィンで訪れていた大阪市旭区の男性(59)と小学5年生の男子児童(10)の親子。波乗りを終えて浜に上がった際に発見した。穴を掘って産卵を終え、砂をかぶせているところで、1メートルを超える甲羅は多量の砂に覆われていた。
産卵後の母ガメ、30分かけて海へ帰る
母ガメにとって産卵は重労働で、産み終えた後、波打ち際まで約40メートルの道のりを何度も休みながら30分ほどかけて戻った。男子児童は「本物を見るのは初めて。肩のあたりをつつくと、意外と軟らかかった」と感激していた。
保護スタッフは卵を見守り、9月上旬に孵化予定
県うみがめ保護スタッフは卵は移動させずに見守るとしており、順調なら9月上旬に孵化する見込み。今回の産卵は、アカウミガメの生態を知る上で貴重な観察機会となった。



