高額療養費制度改正、約8割が内容知らず ライフネット生命調査
高額療養費改正、8割が内容知らず ライフネット調査

ライフネット生命保険は7月28日、高額療養費制度改正に関する意識調査の結果を発表した。調査は2026年7月1日~7月2日、事前調査で高額療養費制度について「内容まで詳しく知っている」または「なんとなく概要は知っている」と回答した20~70代の男女416人を対象にインターネットで行われた。

約8割が改正内容を把握せず

2026年8月から段階的に実施される高額療養費制度改正について認知度を尋ねたところ、「詳しく知っている」と回答した人は20.7%にとどまった。「聞いたことはあるが、内容は知らない(50.5%)」と「まったく知らなかった(28.8%)」を合わせると、全体の79.3%(約8割)が具体的な改正内容を把握していない。医療費における自己負担の上限を定める極めて重要な法改正でありながら、多くの生活者が内容を未把握のまま制度改正を迎える実態がうかがえる。

「自分に関係のある重要な制度なのに、大きく報道されないと気づけない。知らないうちに負担が増えているかもしれないと思うと不安です」「制度の仕組みや今回の改正内容が複雑で、自分が実際にいくら負担することになるのか、具体的なイメージが湧きにくいと感じます」といった声も寄せられた。

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改正内容説明後、約6割が家計への影響を懸念

アンケート内で今回の改正内容(自己負担額の見直しなど)を説明した上で、万が一の際に「家計に影響(負担増)があると思うか」を尋ねたところ、約6割(58.1%)が影響があると回答。改正内容を知っている人は約2割にとどまる一方、内容を正しく理解すると実は影響があったと感じる生活者が多いことがわかる。生活者が不利益を被らないためにも、目前に迫る改正に対し世の中の多くの人がより関心を持ち、自身の家計への影響を把握すべき状況であるといえる。

長期治療時の医療費負担に約7割が不安

大きな病気やケガで自分や家族の治療が長期化した場合、現在の「貯蓄だけ」で医療費をすべてカバーできるか尋ねたところ、「あまり自信がない(35.8%)」「全く自信がない(31.7%)」という結果になった。約7割(67.5%)が「現在の貯蓄だけでは足りない可能性がある」と感じている。

「もし、がんなどの大きな病気になって長期的な治療が必要になった場合、今の貯蓄だけで医療費を払い続けられるか非常に不安です」「医療費がいくらかかるか分からない状態で、貯蓄からまとまった金額を何度も出すことになると、生活自体が成り立たなくなる恐怖があります」といった声が挙がった。

約7割が民間保険の「見直し」必要性を実感

制度改正による自己負担額増加に伴い、民間保険への新規加入や保障内容の見直しの必要性を感じるか尋ねたところ、「必要性を感じる(やや感じるを含む)」と回答した人は全体の約7割(67.8%)にのぼる。このうち、7.2%が「非常に感じており、すでに検討している」と具体的なアクションを起こしている。

「公的保障の自己負担上限が上がるのであれば、万が一のときに途方に暮れないよう、今のうちに民間の医療保険を真剣に検討しなければいけないと思いました」「今回の改正をきっかけに、今の我が家の備えで本当に足りるのか、加入している保険の入院給付金や保障内容を一度チェックして見直したいです」「すでに民間保険に加入して備えを作っているため、今回の制度改正のニュースを聞いても、慌てずに落ち着いて受け止めることができています」など、自由回答からも、公的保障の制度改正による民間保険の重要性を再認識するコメントが集まっており、多くの生活者が保険の見直しの必要性を実感していることが見てとれる。

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