済生会熊本病院(熊本市南区)は30日、記者会見を開き、地震後に受け入れた救急患者の状況を明らかにした。30日正午時点で計176人に上り、通常の2倍以上。内訳は骨折など整形外科の患者が70人、死亡が2人、入院が63人、他の病院への転院が7人だった。
同病院は熊本県の災害拠点病院に指定されている。全国から集まる災害派遣医療チーム(DMAT)の県南圏域の活動拠点本部でもあり、これまでに47チームを受け入れ、各地域の支援に当たっている。
車中泊で多かったエコノミークラス症候群
2016年の熊本地震では、長時間同じ姿勢を続けることで血の塊(血栓)が生じるエコノミークラス症候群を発症する人が相次いだ。県内では54人が入院し、1人が死亡。うち43人が車中泊だった。
副院長の坂本知浩氏は、脱水になると血液が濃くなり血栓ができるリスクが高まるとし、「のどが渇いていないと思っても一定量の水分を摂取することが必要だ」と説明した。定期的に足首を動かすことも有効だという。
猛暑日と熱帯夜が続く見込み
気象庁によると、熊本県内は今後1週間程度、日中の最高気温が35度以上の猛暑日、夜間の最低気温が25度以上の熱帯夜が続く見込み。8月3日の最高気温は40度以上の「酷暑日」と予想されており、同庁は熱中症への注意を呼びかけている。



