腎臓の負担を気にする人にとって、おやつの選択は重要な課題だ。一般的に和菓子やせんべいは糖質が多く、血糖値を急上昇させるため腎臓に負担をかける。しかし、甘いのに血糖値が上がりにくい意外なおやつが存在する。内科医の工藤孝文氏が監修した『「腎臓にいいこと」、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)によると、そのおやつとは「豆類」や「ナッツ類」である。
腎臓が喜ぶおやつとは
工藤氏は、腎臓の負担が小さいおやつとして、血糖値の上昇が緩やかな食品を推奨する。具体的には、大豆やアーモンド、くるみなどのナッツ類が挙げられる。これらは糖質が少なく、食物繊維や良質な脂質が豊富で、満腹感も得られる。また、甘味が欲しい場合は、人工甘味料ではなく、少量の果物やヨーグルトを組み合わせるのが良いという。
外食ランチのベストチョイス
腎臓の検査数値が気になる人が外食で選ぶべきメニューについて、工藤氏は「魚がメインの和定食」を推奨する。特に、EPAやDHAを多く含む脂ののった青魚(サバ、イワシ、サンマなど)が理想的だ。丼物は糖質が多く、ラーメンなどの麺類は塩分過多になりがちで、腎臓に負担をかける。野菜の小鉢が2つ付いた「一汁三菜」タイプの定食が最も望ましいとしている。
肉料理の選び方
肉を食べる際は、カロリーと脂肪分を抑えることが重要だ。工藤氏は「バラ肉や鶏モモ肉よりも、鶏ムネ肉やヒレ肉を選ぶべき」と指摘する。鶏ムネ肉は低脂肪で高タンパク質であり、腎臓への負担が少ない。また、調理法も揚げ物より蒸す、茹でる、焼くといった方法が推奨される。
運動と腎臓病リスクの関係
工藤氏は、適度な運動を加えることで腎臓病リスクが52%低下すると述べている。運動は血糖値のコントロールや血圧の改善に寄与し、腎臓の健康維持に効果的だ。週に数回のウォーキングや軽いジョギングでも十分な効果が期待できる。
心臓病死亡率が3分の1以下になる料理
同書では、腎臓に良い食事が心臓病の死亡率にも影響を与えると紹介されている。例えば、青魚を定期的に摂取することで、心臓病による死亡率が3分の1以下に低下するというデータがある。これは、EPAやDHAが血液をサラサラにし、血管の健康を保つためだ。
まとめ
腎臓の健康を維持するためには、日常の食事やおやつの選択が鍵となる。糖質や塩分を控え、良質なタンパク質や脂質を適切に摂取することが重要だ。工藤氏のアドバイスを参考に、腎臓に優しい食生活を心がけよう。



