会社を辞めずに自由を手に入れる仕事術、KADOKAWAが新刊発売
会社を辞めず自由を得る仕事術、KADOKAWAが新刊

KADOKAWAは10月7日、日本デザインスクール校長の久保なつ美氏による著書『会社を辞めずに「自由」を手に入れるズルい仕事術』を発売した。会社員のまま社内起業でデザインスクール「デザスク」を立ち上げ、年商10億円の事業に育てた久保氏が、自身の失敗談とともに「会社に使われる側」から「会社を使う側」に回るための考え方と具体策を全5章にまとめている。

「辞めるか、残るか」の前に考えるべきこと

本書は「会社を辞めたい」という気持ちが本当に自分のものかを最初に問いかける。国内のフリーランス人口は労働人口のおよそ5人に1人とされる一方で、「思っていた働き方と違った」と会社員に戻る人も一定数存在するという。「人間関係がつらい」「評価に納得できない」といった悩みは、会社員という働き方そのものではなく、特定の上司や部署、評価制度への理解や伝え方に原因があることが少なくないとし、「辞めるか、残るか」を決める前に、問題のある部分だけを変えられないかを考えることが最初の一歩だと説いている。

給料交渉は「ねだること」ではなく「提案」

第3章では、著者が「給料交渉とは『ねだること』ではなく、『自分の価値を客観的な根拠とともに差し出す行為』だ」と述べている。「会社から提示された額で合意」する日本に対し、海外では給料交渉をするのが当たり前とされる。自分が出した成果を数字や事実で示せるか、その成果が会社にどんな価値をもたらしたかを説明できるか、同じ職種・市場での相場と比べてどの位置にいるかを把握しているか――この3つを準備できている人の交渉は「お願い」ではなく「提案」になるとしている。

マンションの一室から年商10億円へ

一度は自由を求めて会社を離れた久保氏は、その後再び会社員に戻り、自分のやりたいことを形にする道を選んだ。社内起業で立ち上げた「デザスク」は、当時マンションの一室にあった会社の部屋を使い、家庭教師のような一対一のレッスンから始まったという。現在は毎月およそ100名が新たに学び始めるスクールに成長している。

本書は、第1章『会社員はなぜ「低リスク」で最速成長できるのか』、第2章『なぜあの人ばかり選ばれる? 働きながら「市場価値」を上げる方法』、第3章『「頑張っても報われない人」が知らない社内交渉』、第4章『会社員のまま「経営者の視点」を手に入れる方法』、第5章『AI時代に消えるのは「会社員」ではなく「作業員」』で構成され、全224ページ。価格は1,980円。