熊本県では最大震度7の地震を観測後、今後最高気温35度以上の猛暑日が続くと予想されている。災害時は疲労が蓄積し、熱中症になる危険が高まるとして、専門家が注意を呼びかけている。
猛暑日の観測と今後の予想
気象庁によると、同県内では29日正午までに甲佐町とあさぎり町で猛暑日を観測。30日以降も太平洋高気圧の影響で、最高気温40度の「酷暑日」に迫る日が続くと予想されている。
熱中症リスクと対策
地震後の避難生活など慣れない環境が続くと、体調不良や栄養不足になりやすく、熱中症のリスクが高まる。高齢者や子ども、心身に障害を持つ人は周囲の人が見守る必要がある。熱中症に詳しい日本医科大の横堀将司教授(救急医学)は「避難生活ではできるだけ涼しい場所を見つけ、こまめに水分補給してほしい。停電でエアコンが使えない場合、手足を冷やすことも有効だ」と話す。
エコノミークラス症候群にも注意
余震の影響で車中泊を余儀なくされる人は、脚の静脈に血の塊(血栓)ができる「エコノミークラス症候群」にも注意が必要だ。狭い車内で同じ姿勢を続けることが原因となるため、車内ではエアコンをつけた上で、脚を伸ばして眠れる空間を作ったり、脚をこまめに動かしたりして予防する必要がある。被災した家の片付け作業をする場合は、朝や夕方など比較的涼しい時間帯が望ましい。



