酷暑日連発で皮膚トラブル急増、オンライン診療が過去最多に
酷暑日連発で皮膚トラブル急増、オンライン診療が最多

2026年、気象庁が新たに「酷暑日」の名称を導入した年、全国で40度を超える記録的な暑さが続いている。この異常な高温により、大量の発汗、強い紫外線、冷房による乾燥などが重なり、皮膚トラブルを訴える人が急増している。

クリニックフォアによると、オンライン保険診療における皮膚科の受診数が今年最多を更新。特に、7月20日から22日にかけて3日連続で記録を更新し、7月26日には1日あたりの受診数が年間最多に達した。この期間の皮膚科受診数は、今年の平日平均と比べて約5割増えており、汗に関する相談は梅雨時の約1.7倍に急増している。

年代別では20〜30代が7割

受診者の年代別では、約7割(70.9%)を20〜30代が占めている。多忙で通院時間を確保しにくい層が、酷暑による外出リスクを避けてオンライン診療を活用している実態が浮かび上がる。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

事前問診では、「1週間前から首を中心に汗疹ができ、3日前から範囲が広がった」「座っていると汗をかき、腿の裏が汗疹のようになった」など、初期症状を放置した結果、症状が悪化したケースが多く見られる。

5つの主要な症状と受診の目安

夏の肌トラブルを重症化させないために、以下の症状と受診のタイミングを把握しておくことが重要だ。

  • 汗疹(あせも):大量の発汗で汗の出口が詰まり、首や肘の内側などにブツブツやかゆみが生じる。かゆみが強い、範囲が広がる、ジクジクする、掻き壊して痛みがある場合は受診を。細菌感染で「とびひ」に進行するリスクもある。
  • 日焼け(日光皮膚炎):強い紫外線による炎症。水ぶくれができた、痛みが強く眠れない、広範囲の赤みに発熱や悪寒を伴う場合は速やかに医療機関へ。
  • 湿疹・かぶれ:高温多湿や汗、冷房の乾燥でバリア機能が乱れて起こる。1週間以上引かない、同じ部位に繰り返す、かゆみで眠れない、ジクジクが続く場合は受診のサイン。
  • じんましん(コリン性じんましん・汗じんましん):汗や体温上昇が引き金でピリピリした小さな湿疹が出現。入浴や運動後に繰り返す場合や生活に支障がある場合は受診を検討。ただし、呼吸困難や喉の違和感、顔の腫れがある場合は救急受診が必要。
  • ヘルペス(口唇ヘルペス等):強い紫外線や疲労、睡眠不足による免疫低下で再活性化。水ぶくれができる前のピリピリ感の段階でも相談可能。繰り返す場合も受診の目安。

医師の警告:我慢せず早期の受診を

医師は、40度前後の暑さでは皮膚のバリア機能が乱れやすく、かゆみを我慢して掻き壊すととびひや色素沈着につながると注意を促している。早期の受診が重要であり、危険な暑さの中で無理に外出しなくても、オンライン保険診療で自宅から医師に相談できることを推奨。ただし、広範囲の水ぶくれ、呼吸困難を伴うじんましん、熱中症が疑われる症状などの場合は、ためらわずに対面診療や救急受診をするよう呼びかけている。

身体の小さなSOSサインを見逃さず、早めのケアと医療機関への相談を心がけたい。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ