歩く力を維持するためには脚だけじゃない 背骨のしなやかさに注目 科学的に証明された1日3分の背骨くねくね体操でヨボヨボ歩きを改善
1日3分の背骨くねくね体操で歩く力維持 科学的に証明された方法でヨボヨボ歩き改善

背骨の硬さが「ペンギン歩き」を招く

全国ラジオ体操連盟理事長でNHKラジオ体操指導者の鈴木大輔氏は「歩く力を維持するためには、脚だけではなく『背骨のしなやかさ』にも注目したほうがいい」と述べる。歩行時、背骨は足の踏み出しや腕の振りに合わせて曲げ伸ばしやねじりを自然に行っている。ところが加齢や運動不足、長時間の同一姿勢で背骨が硬くなると、上半身を左右に傾けて進むいわゆる「ペンギン歩き」になりやすい。これはエネルギー効率が悪く、疲労がたまりやすく、歩行速度も低下させる。

実際、右足を出すと背骨の下部は左に傾き、左足を出すと右に傾く。背骨は左右にしなりながら重心を移す連続動作を行っている。その背骨が硬いままでは、脚をいくら鍛えても滑らかな歩きは戻らない。歩く力の低下は脚の筋力だけの問題ではない。特に一日中パソコンに向かう生活では背骨を動かす機会が失われ、年齢に関係なく柔軟性が静かに落ちていく。

1日3分、3方向の運動で背骨を目覚めさせる

鈴木氏は「1日3分、横・前後・ねじりの3方向に背骨を動かすことで、本当の意味で歩く力が身につく」と提唱する。この「背骨くねくね体操」は、特別な器具や場所を必要とせず、わずか3分で実践できる。背骨の柔軟性を取り戻すことで、歩行の質が向上し、転倒予防や腰痛予防にもつながると期待される。

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本稿は鈴木大輔著、植田拓也監修『じつはすごい! 科学的に証明された本当のラジオ体操』(アスコム)の一部を再編集したものである。

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