終戦の日が近づくと、吉田満の『戦艦大和ノ最期』(講談社文芸文庫)の一場面を思い出す。戦艦大和が沖縄特攻作戦に出撃する直前に必敗議論が繰り広げられた。
戦艦大和の必敗議論
兵学校出身者が「国ノタメ、君ノタメニ死ヌ ソレデイイジャナイカ」と主張すると、学徒出身者が「ソレハ分ル ダガ一体ソレハ、ドウイウコトトツナガッテイルノダ」と反論し、自らの死を普遍的な価値と結びつけたいと思う意見とぶつかり、乱闘の修羅場になったという。
臼淵大尉の言葉
「進歩ノナイ者ハ決シテ勝タナイ。負ケテ目ザメルコトガ最上ノ道ダ(中略)今目覚メズシテイツ救ワレルカ 俺タチハソノ先導ニナルノダ 日本ノ新生ニサキガケテ散ル」。この論戦を制したのは臼淵磐(いわお)大尉の発言だ。
高市首相への期待
先の大戦で多くの若者たちがよりよい日本を思い描いて戦死した。高市早苗首相には今年こそ、靖国神社を参拝してほしい。



