「琵琶湖三市同時花火大会」と銘打ち、滋賀県彦根、長浜、高島の3市で22日夜に同時開催し、1万発以上を打ち上げるとSNSなどで告知されていた花火大会について、主催者を名乗る「実行委員会」が9日、ホームページ(HP)で中止を発表した。実行委は構成団体などが不明の組織で、3市は公式HPで大会への関与を否定していた。
告知内容と中止発表
大会のSNSによると、昨年12月に開催を告知。「1万発以上」「全席指定・事前販売制」とアピールし、有料観覧券を7000~1万9000円で販売、屋台出店も有料で募った。HPに実行委の構成団体や電話番号などは未掲載で、現在は「開催中止のお知らせ」を載せている。
市の対応と問い合わせ
長浜市によると、昨年12月以降2回、実行委代表を名乗る人物が開催相談のため市役所を訪れた。市担当者は警察や消防で手続きするよう指導したが、今月7日時点で必要な申請はなかった。彦根市消防本部によると、1万発規模の花火大会は開催1か月前に火薬使用許可を得る必要があるが、7日時点で問い合わせもなかったという。7月以降、市民や屋台出店者らから「実施されるのか」「主催者と連絡がとれない」などの問い合わせが相次ぎ、3市は6日、各HPで「関与はない」と発表していた。
実行委からの返信
読売新聞が実行委の代表とみられる人物の連絡先を取材で入手し、9日に電話すると、つながらず、メッセージで「チケット購入者・出店者等への今後の対応については、法的専門家に相談しながら確認・整理を進めており、現時点で確定していない事項への回答は差し控えさせていただきます」との返信があった。



