現職市長の死去に伴う北茨城市長選が20日、告示された。いずれも新人で元市議の松本健一郎氏(71)、前市議の今井路江氏(60)(国民民主推薦)、前県議の豊田茂氏(55)(自民推薦、日本維新の会県組織推薦)、眼科医師の今留尚人氏(61)の4人が無所属で立候補を届け出た。市長を通算7期務め、8月に死去した豊田稔氏による前市政の継続や刷新を訴え、人口減少対策などを争点に論戦が始まった。
4氏の第一声
松本氏は午前11時前、同市磯原町磯原で営む米穀肥料店の駐車場で第一声を上げた。7回連続の出馬となり、「これが最後の挑戦。市民だけを見つめて地元に訴え続ける完全無所属の市民派だからこそ、しがらみのないクリーンな政策を実行できる」と訴えた。
今井氏は午前10時から同市中郷町上桜井の事務所前で出陣式を行った。「長期政権のゆがみが出ている。行政改革を推進して無駄な事業を省き、市民の暮らしに戻す」と力を込めた。国民の榛葉賀津也幹事長ら国会議員や県議、市議などが応援に駆けつけた。
豊田氏と今留氏の訴え
豊田氏は午前10時から同市磯原町磯原の市民体育館で政治活動報告会を開催した。父・稔氏の市政を継承するとし、「受け継ぐべき部分は受け継ぐ。改めるべき問題は改める」と強調。片山さつき財務相や知事らを迎え、国や県とのパイプをアピールした。
今留氏は街頭活動を行わない意向。前市政を評価し、「市政を踏襲するだけではだめ。選挙戦をかき混ぜて緊張感をもたらしたい」との思いで立候補した。2年前の千葉10区など衆院選に過去3回出馬した経験がある。告示まで北茨城市民病院の眼科長を務めた。
投票と開票
投票は27日午前7時~午後6時、市内31か所で行われ、同8時から市民体育館で開票される。19日現在の選挙人名簿登録者数は3万3855人。



