簗農水相、性的少数者への過去発言に「非公開」と答えず認識避ける
簗農水相、性的少数者への過去発言に「非公開」と答えず

簗和生農林水産相は18日の就任会見で、過去に性的少数者を「自然に反する」という趣旨の発言をしたことへの認識について「公の場での発言は差し控える」と、回答を避けた。

2021年の発言を巡る経緯

簗氏は2021年5月、性的少数者への「理解増進」法案を議論する自民党の会合で、「生物学的に自然に備わっている『種の保存』にあらがってやっている感じだ」と発言したほか、こうした主張を口にできなくなる社会はおかしい、という趣旨の発言をしたとされる。会合は非公開で、複数の出席者が朝日新聞の取材に明らかにした。

就任会見での対応

簗氏はこの日の就任会見で、「非公開の形式で行われた会議であり、私の発言のみではなく、そこに参加したすべての関係者の発言した内容などにも関わる話になるので、公の場で内容について申し上げることは控えている」と述べ、言及を避けた。性的少数者に対する認識についても「農水省の所管外のため、発言は差し控える」と繰り返し述べた。

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簗氏は文部科学副大臣だった2023年3月、衆院文科委員会でこの発言への事実関係や認識を問われ、「会合は非公開で行われたものであり、発言内容についてお答えすることは差し控える」と述べた上で、「性的指向や性自認を理由とした不当な差別や偏見はあってはならない」としていた。

裏金問題と閣僚登用への批判

また、簗氏は所属していた旧安部派の裏金問題で1746万円の政治資金収支報告書への不記載があり、24年に党から役職停止6カ月の処分を受けた。閣僚への登用に野党などから批判の声が上がっているという指摘に対し、「過去2回の選挙を経てこういう立場をいただいている。高市総理から農林水産政策を前に進めよということで、この職責をいただいたので、しっかりとそれにお応えをして、我が国の農林水産業の発展に尽くしていくということが、私のいただいている使命だ」と述べた。

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