2026年の自転車ヘルメット着用率が、大阪府で9.5%と全都道府県中で最も低いことが分かった。全国平均は24.4%で、最も高い愛媛県は70.6%に上る。
大阪で着用率が低い理由
自転車の交通安全に詳しい九州大の志堂寺和則教授(交通心理学)は、大阪の着用率が低い理由について「近所のスーパーや駅など、近距離の移動が多いと考えられ、事故への備えよりもヘルメットの煩わしさが先に立つのでは」と指摘した。
愛媛県の取り組みが奏功
一方、愛媛では、高校生の着用義務化など10年以上前からの取り組みが功を奏しているとし、「高校生を中心に着用が定着し、町中でヘルメットを目にすることが増えた。遺族の声を直接聞く機会があるのも、認識を改めるきっかけになる」と評価した。
着用率を増やす方法については、「着用している人を日常的に目にする環境になれば、『かぶるのが普通だ』という認識が形成され、さらに広がる可能性がある。愛媛のように一定の水準に達すれば、皆がかぶり始めるだろう」と話した。



