二条城入場料、市民と市民以外で二重価格に 2027年度中に市民以外2000円
二条城、市民以外の入場料2000円に 二重価格導入へ

京都市の松井孝治市長は1日、市が管理する世界遺産・二条城(京都市中京区)の入場料について、市民と市民以外で差をつける「二重価格」を導入する方針を明らかにした。入城券と二の丸御殿の観覧券のセットは現在1300円だが、2027年度中に市民以外は2千円、市民は1千円とする。

来場者の9割強を占める市民以外を値上げ

来場者の9割強を占める市民以外を値上げし、修繕事業の一部をまかなうという。1日にあった市議会定例会の代表質問で答弁した。関連の条例改正案を11月の次回定例会に提出する。

入城券も現在の800円から、市民以外は1千円、市民は500円に変更する方針。高校生以下についての料金は検討中という。

修繕事業費は200億円に上る見通し

市によると、昨年度の来場者数は約207万人で、市民はこのうち約2%。二条城の二の丸御殿では今年度から修繕事業が始まっており、総事業費は200億円に上る見通しだ。

松井市長は答弁後に報道陣の取材に応じ、「巨額の修繕費用をどうまかなうかは大きな課題だ」と説明。市民優先の価格設定によって「市民に観光の恩恵を実感してもらいたい」とも述べた。

姫路城や小田原城でも導入

市によると、市民と市民以外を分ける二重価格は、姫路城(兵庫県姫路市)や小田原城(神奈川県小田原市)などで導入されている。