蔵内議長、現金受領を改めて否定
福岡県議会の蔵内勇夫議長は17日、報道陣の取材に応じ、議長・副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑について現金の受け取りなど自身の関与を改めて否定した。弁護士らによる全議員への聞き取り調査は、8月以降に始まるとの見通しを示した。
民主元副議長の証言と蔵内氏の反論
県議会をめぐっては、吉松源昭議員が議長就任前に当時所属していた自民党会派幹部から1千万円を要求されて支払ったと証言。そのほかにも正副議長経験者から大金を支払ったという証言が相次いでいる。民主会派の元副議長は朝日新聞の取材に、就任前に当時の民主会派幹部の指示で蔵内氏と会い、料亭で現金500万円を手渡したと証言。これに対し蔵内氏は「一切ない」と否定。議会内の人事や選挙での党公認などをめぐり、誰からも金銭を受け取ったり要求したりしていないと強調した。
議長辞任の可能性と議会改革
疑惑を受けて議長を辞任する考えがあるか問われた蔵内氏は「現時点でコメントするのは時期尚早だ。議会改革によって責任を果たしたい」と述べ、辞任を明言しなかった。
第三者調査の開始時期と方法
県議会が発表していた全議員を対象とした調査については、「8月の初旬に県弁護士会の方で話し合いがあると聞いている。調査して頂ける弁護士が確定すればすみやかにスタートできるのでは」と説明。時間がかかるため第三者委員会は設置せず、弁護士会など外部に聞き取り調査を依頼する形にするという。
「ドン」と呼ばれる重鎮議員
蔵内氏は県議会の「ドン」と呼ばれる重鎮議員。世界獣医師会長として9日から米国を訪問していた。



