自民党の田村憲久元厚生労働相と平将明前デジタル相は20日、TBS系番組「サンデー・ジャポン」に出演し、高市早苗首相と距離があるかのように水を向けられると、そろって否定した。田村氏は「われわれは一本、自民党、高市でいっているから。そこに関して異論はない」と強調した。平氏も「公約で約束したことがまだ途中なので、実現するために全党一致だと思う」と語った。
林氏「そろそろ学び直し」
田村氏は、17日の内閣改造で閣外に出た林芳正前総務相の側近として知られる。平氏は石破茂前首相と「仲良し」(平氏)で、石破政権ではデジタル相を務めた。
この日の番組では、林氏が来年秋の自民党総裁選への出馬に意欲を示していることなどを踏まえ、2人と高市首相との距離感が話題となった。田村氏は林氏について、長く閣僚を務めてきたため「ずっと放出していたので、インプットしないといけないと」と林氏本人が話していたと明かした。「そういうことを高市さんもうすうす会話の中で気付いていたのではないか」と述べ、総裁選をにらんで林氏を閣外に出したとの見方とは距離を置いた。
「高市内閣を支えている」
番組では田村、平両氏らが「反高市派」として手を組むことはあるのか尋ねられた。田村氏は「ないです、ないです」と即座に否定し、「われわれは高市内閣支えているから」と語った。平氏も「反高市はない。選挙があったばかりだ」と述べ、高市政権を支える姿勢を示した。今年2月の衆院選では自民が316議席を獲得して大勝した。
石井氏の「寝技」評価
平氏は、16日の自民党役員人事で外れた石井準一前参院幹事長について「特殊能力で、野党と話をして握れる(=合意が取り付けられる)んですよ」と評価した。「最近は政策ばっかりやっている立ち技の政治家が多いが、寝技がちゃんとできる人って今はほとんどいない」と語った。「寝技(=水面下の調整力)でいえば1位2位を争う人で、参院をよくまとめている」と述べた。
石井氏は参院での国対経験が長く、野党人脈が豊富とされる一方、首相とは距離があると目される。田村氏も番組で、党役員会などで石井氏と話した際のやり取りを紹介した。石井氏は高市首相について「僕すごい言われているけど、高市さんを支えているんだけどな…」と漏らしていたという。田村氏は「本人は支えているつもりがあるんだと思う」と述べた。



