自民党は、岸田文雄首相の任期満了に伴う次期総裁選について、9月12日に告示し、27日に投開票を行う方向で調整に入ったことが、複数の党関係者への取材で明らかになった。岸田首相が16日、党幹部にこの日程を伝えた。
岸田首相の意向と背景
岸田首相は、自身の再選を目指す意向を固めており、早期の選挙戦を通じて党の結束を図りたい考えだ。首相周辺は「夏の臨時国会前に総裁選を終え、新たな体制で重要法案に対処したい」と説明している。当初は9月後半の日程も検討されたが、臨時国会の召集時期を考慮し、現行の日程案に落ち着いたとみられる。
選挙戦の構図と注目点
今回の総裁選では、岸田首相の再選に加え、菅義偉前首相や河野太郎デジタル相らが立候補を模索しており、複数候補による激戦が予想される。派閥の政治資金問題を受けて、党内では「クリーンな選挙」が求められており、政策論争が活発化しそうだ。また、党員投票の実施方法や、ネット投票の導入など、新たな試みも議論される可能性がある。
今後のスケジュール
党は8月上旬にも選挙管理委員会を開き、正式な日程を決定する。その後、立候補受付や公開討論会などの日程が固まる見通しだ。岸田首相は、総裁選に向けて経済政策や安全保障政策の具体的な公約を打ち出す方針で、支持拡大を狙う。



