大谷翔平、左膝不安抱え後半戦へ フル二刀流は可能か ドジャース独走で3連覇視野
大谷翔平、左膝不安抱え後半戦へ フル二刀流は可能か

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、移籍後初めて開幕から投打二刀流でフル出場し、前半戦をMVP級の活躍で折り返した。投手としては8勝2敗、防御率1.79を記録。100マイル(約161キロ)の直球と横に大きく曲がるスイーパーを武器に、クオリティースタート(6回以上、自責点3以内)を14試合中12試合と高い安定感を示している。打撃では22本塁打を放ち、6年連続20本塁打を達成。しかし、リーグ最多本塁打のカイル・シュワバー(フィラデルフィア・フィリーズ)には10本差をつけられている。

左膝の炎症が懸念材料

気がかりなのは、6月に違和感を訴えた左膝だ。大谷は「無理をすれば投げられる状況。打撃には基本的に問題はない」と語るが、膝蓋骨(しつがいこつ)の部分で繰り返し炎症が起きている。球団は7月12日に膝の水を抜くなどの治療を実施したと発表。オールスター休みを利用してどれだけ回復できるかが、後半戦の鍵を握る。

ドジャース、独走で3連覇視野

ドジャースはナショナル・リーグ西地区で2位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスに11.5ゲーム差をつけ、勝率.629で両リーグ全30球団中トップ。史上3球団目のワールドシリーズ3連覇に向けて視界は良好だ。しかし、投手陣ではブレイク・スネル、タイラー・グラスノーの両先発に加え、新守護神のエドウィン・ディアスが早々に離脱するなど故障者が続出。それでも、エース山本由伸と大谷がフル回転し、10勝の左腕ジャスティン・ロブレスキーや17本塁打のアンディ・パヘスら若手が台頭している。

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ポストシーズン争いの構図

ナ・リーグでは、シカゴ・カブスが中地区2位ながら勝率.563で好調。鈴木誠也が打線を牽引するが、首位ミルウォーキー・ブルワーズとは5ゲーム差。ワイルドカード争いではトップに立つ。サンディエゴ・パドレス(松井裕樹所属)は勝率5割で追う立場だ。アメリカン・リーグでは、シカゴ・ホワイトソックスが注目を集める。2023年から25年まで3年連続100敗以上を喫した若手中心のチームが、村上宗隆の加入で一変。中地区トップの勝率で前半戦を終え、2021年以来の地区優勝が見えてきた。村上は20本塁打、24歳のモンゴメリーが23本、26歳のバルガスが21本といずれもキャリアハイ。村上は「間違いなく勝つ集団。みんなが同じ方向を向いて試合に挑んでいる」と語る。ガーディアンズとゲーム差なしの首位争いの中、球宴前に村上がけがから復帰したことは心強い。

その他の動向

前年のア・リーグ王者トロント・ブルージェイズは東地区最下位に沈む。岡本の他に2桁本塁打打者がおらず、打線が低迷。ボストン・レッドソックス(吉田正尚所属)は同地区3位でワイルドカード圏内に0.5ゲーム差。ヒューストン・アストロズ(今井達也所属)らと争っている。

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