各国の面積をより正確に反映した「イコールアース図法」の提唱者が公表した世界地図で、北方領土がロシア領と同じ色で描かれていることが判明し、木原官房長官は10日、在米日本大使館が提唱者に修正を申し入れたと明らかにした。
地図の表記と日本政府の立場
同図法を提唱した米国の元地図製作者トム・パターソン氏のウェブサイトで閲覧できる日本語版の地図では、北方4島の島名がいずれもロシア語名のカタカナ表記になっている。「ロシアが実効支配し、日本が領有権を主張」との注釈もあり、ロシアが不法占拠しているとする日本政府の立場と異なる。
木原官房長官の会見と国連決議
木原氏は記者会見で「日本政府の立場に反する表記がある。我が国の領土や地理的名称に関する誤った認識が広まらないようにする必要がある」と述べた。国連総会は今月4日、同図法の世界地図の使用を促す決議を日本を含む164か国の賛成多数で採択した。



