参院の英語表記が8月から「House of Councillors」から「Senate」に変更された。国際的に国会の一院であることを分かりやすく伝える狙いで、現行憲法下で参院ができてから初めての変更となる。
「Councillor」は理解されにくいという指摘
参院事務局によると、英語の「Councillor」は「評議員」を意味し、地方議員や立法権を持たない助言機関の委員などを指す例が多いという。このため、参院議員が海外を訪問した際、国政選挙で選ばれた議員と理解されにくく、「活動の支障になっている」との声が上がっていた。
国際的な「Senate」表記への移行
国際的には、二院制の上院を古代ローマの元老院に由来する「Senate」と表記する例が多い。外国要人との会談や海外での活動でも、参院の位置付けや役割が直感的に伝わりやすくなるとしている。
参院はすでに政府に対し、公文書の英語表記を改めるよう要請。今月から海外派遣では「Senate」の表記を用い始め、10月からは参院議員の公用旅券の記載も順次変更する。参院議員の英語表記も「Member of the House of Councillors」から「Senator」になる。
決定までの経緯
英語表記をめぐっては、参院のあり方などを検討する超党派の参院改革協議会が5月に問題提起し、7月の議院運営委員会の理事会で変更を正式決定した。



