宮崎県延岡市と熊本県嘉島町を東西に結ぶ九州中央自動車道の早期整備を求める動きが加速している。宮崎県と沿線4市町は7月15日、東京都内で建設促進大会を開催し、国土交通省と財務省に対し予算確保を強く訴えた。
東京での大会開催の狙い
これまでも宮崎、熊本両県などで構成する建設促進協議会が地方で大会を開催してきたが、今回は宮崎県内の関係自治体が主催し、初めて東京で実施。国への直接的な働きかけを強化する意図がある。大会は衆議院第二議員会館で開かれ、河野知事や各市町の首長らが出席し、全線開通への強い決意を表明した。
現状と期待される効果
宮崎県によると、九州中央自動車道の総延長は約95キロ。全線開通すれば、災害時にも安定的な輸送路が確保できるなど、地域の防災力向上に大きく寄与する。しかし現在の供用率は43%にとどまり、県内の平底―蔵田間を含む約23キロ区間はまだ事業化されていない。
要望書の内容
大会終了後、参加者は国土交通省と財務省に早期整備実現を求める要望書を提出。要望書では「九州の東西格差の解消と一体的浮揚に寄与する重要な路線」と位置づけ、早期の予算確保と事業化を強く要請した。沿線自治体は今後も連携し、粘り強い働きかけを続ける方針だ。



