千葉県柏市小青田の「柏たなか病院」で、入院患者の男性の点滴チューブに大便を混入して殺害したとして、同病院の元看護師が殺人容疑で逮捕された事件で、県警は防犯カメラの映像を解析し、容疑者の行動を特定した。
事件の概要と容疑者の行動
逮捕されたのは、柏市豊四季に住む古川美由紀容疑者(51)。発表によると、古川容疑者は2026年1月30日午前3時55分頃、入院患者で茨城県取手市戸頭の会田栄次さん(当時75歳)の病室に入り、点滴の延長チューブに大便を混入し、殺害した疑いが持たれている。古川容疑者は夜間当直だったが、見回りの担当ではなかったという。
防犯カメラには、古川容疑者が男性の病室に出入りする様子が映っており、入室からわずか1分後に退室していた。午前4時過ぎ、男性准看護師が容体が急変した会田さんに気づいた。大便は院内で入手した可能性が高いとみられ、県警は動機などについて詳しく調べている。
病院と地域の反応
母親が同病院に入院したことがあるという女性(84)は「こんな事件が起きて怖い。許されることではない」と怒りをあらわにした。同病院を運営する医療法人社団「葵会」は「医療機関に勤務していた職員として、人として絶対に許されない行為。深くおわび申し上げる」とのコメントを発表した。
県警は今後、古川容疑者の犯行に至った経緯や背景をさらに解明する方針。事件の衝撃は地域社会に広がっており、医療現場への信頼回復が課題となっている。



