トランプ氏、スペインに貿易全面停止を警告 イラン攻撃で基地使用拒否に報復
トランプ氏、スペインに貿易全面停止を警告 基地使用拒否で

米国のトランプ大統領は3日、イランへの軍事攻撃を巡り、スペインが同国内にある米軍基地の使用を拒否したことに対して、強硬な報復措置を表明しました。ホワイトハウスでドイツのメルツ首相と会談した際に、トランプ氏は「全ての貿易を断つつもりだ。すぐにでも禁輸措置をとることができる」と述べ、スペインとの経済関係を全面的に停止する意向を明らかにしました。

スペインへの強い不満

トランプ大統領は、スペインに対する不満を露わにしました。同国が北大西洋条約機構(NATO)の防衛支出引き上げ合意において、自国を例外扱いとするよう求めたことにも言及し、「一切関わりを持ちたくない」と強い不快感を示しました。さらに、「欧州の一部はひどい」と述べ、同盟国に対する批判を強めています。

英国への批判も激化

トランプ氏の怒りの矛先は英国にも向けられました。インド洋のディエゴガルシア島にある基地の使用を当初拒否されたことについて、スターマー英首相を「非協力的だ」と厳しく非難しました。第二次世界大戦時の英国首相ウィンストン・チャーチルを引き合いに出し、「(スターマー氏は)チャーチルではない」と皮肉を込めて批判し、両国間の協力関係に影を落としています。

この一連の発言は、米軍によるイラン攻撃を巡る国際的な緊張が高まっている中で、同盟国との関係に新たな亀裂が生じていることを浮き彫りにしています。トランプ大統領の強硬な姿勢が、今後の外交関係にどのような影響を与えるかが注目されます。