小泉防衛相「常識に挑む」発信力で存在感、続投後の課題は「アピール先行」批判
小泉防衛相「常識に挑む」発信力で存在感、続投後の課題は「アピール先行」批判

自民党総裁選に敗れ、高市早苗首相の下で防衛相に就いた小泉進次郎氏が、9月の内閣改造でも続投し、政権が重視する防衛力の強化に励んでいる。党内ではリベラル寄りとみられることもあった言動は影を潜め、保守層への支持拡大を図っていると見る向きもある。「将来の首相候補」は、どこへ向かうのか。

「前例にとらわれず、従来の常識に果敢に挑み」

高市政権の内閣改造で再任された小泉氏は9月18日、会見で防衛相1期目を振り返り、さらに取り組みを加速するとした。

この1年、小泉氏は積極的な防衛交流や発信力の高さで注目を集めた。米国のヘグセス国防長官とは、通信アプリで連絡を取り合う仲として知られる。1月の小泉氏の訪米時には、そろいの黒いTシャツで米軍式の筋力トレーニングに取り組み親密さをアピールした。

SNS発信と「認知戦」対応に注力

1月、スイスで開かれた世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に日本の防衛相として初めて参加。6月には、急きょ日帰りで、護衛艦などの輸出を目指すインドネシアに出張したこともある。

高い知名度を生かしてもともと積極的だったSNSなどでの発信は、自衛隊や防衛政策への国民の理解を広めるほか、他国が偽情報などを織り交ぜて世論を誘導しようとする「認知戦」への対応も含め、一層力を入れてきた。